形状が由来の「ブラシノキ」と田植えの時期由来の「ナワシロイチゴ」

すー

2025年05月23日 03:44

昨日(5/22)も、本当に・本当に暑い、蒸し暑い一日でした。5月で、まだ梅雨入り前でこの蒸し暑さは、これからが心配になります。
相変わらず。植物園は園児たちなど小さな子たちで大賑わいでした。走り回る子供たちに先生たちは大変そうでした。子供たちよりも先生たちの熱中症が心配になる状況に見えました。
この暑さもあるのか、植物園の花たちも春の花から初夏の花へと急ぎ足のようです。
今日の話題は、花の名前の由来に関係する話題です。
花の形状が由来と、田植えの時期由来の名前です。

まずは、花の形状が由来の「ブラシノキ」フトモモ科です。
ブラシノキの最大の特徴は花の姿で、ビンを洗うためのブラシそっくりの姿です。そこで英語ではボトルブラッシュと呼ばれます。これなら私もその名前を付けたくなります。








次が時期由来の名前で、田植えの頃に咲くことから、その名がついたとされる「ナワシロイチゴ(苗代苺)」バラ科です。
花は5~6月頃に咲き、桃色の5枚の花弁は雄しべを包んだまま開きません。
苗代の頃に赤い実が熟すため、この名がありますが、実が熟すのはもう少し遅く立秋前後になるようです。
果実は食用になり、生食には向きませんが、砂糖を加えてジャムにすると美味とのこと。





ナワシロイチゴの花は←ここで確認できます。



★おまけのネタ
わが家でも「オランダカイウ(オランダ海芋)・カラー」サトイモ科の花が咲き出しました。
花のように見える白い部分は、サトイモ科特有の「仏炎苞」という部分で、漏斗状に巻いています。
真ん中にある直立した黄色い部分が、小花の密生する肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)です。
別名をカラー(Calla)ともいいます、これは以前の分類の名残です。
また、単に「海芋」としても流通しているとのことです。
「海芋」は「海外の芋」といった意味合いで、国交のあったオランダから伝わったのが和名の由来です。
私的にはカラーの方が馴染みが深いですが!









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すーさんの「撮植(さつしょく)日記」
↑気ままに撮影した植物を掲載しています。よかったら見てやってください。
 ご意見をいただければ最高です。
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【今日は何の日】

23日(金) 大安 [旧暦四月二十六日]

【火葬禁止令廃止の日】
1875年(明治8年)のこの日、明治政府により制定された火葬禁止令が廃止された。

【ラブレターの日】
浅田次郎原作の映画『ラブ・レター』(1998年)の公開初日にちなみ、松竹株式会社が制定した日。
また、この日は「5(こい)23(ぶみ)=恋文」の語呂合わせから。
映画の主演は中井貴一。
ちなみに英語表記タイトルの映画『Love Letter』(1995年)は、中山美穂が2役を演じた岩井俊二監督の名作。

【田村忌】
811年(弘仁2年)のこの日、平安初期の武官で、征夷大将軍として陸奥国の蝦夷(えみし)を降した坂上田村麻呂が亡くなった。
命日のこの日に合わせて、京都・清水寺境内の成就院で法要が営まれる。


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