東寺・「小子房(こしぼう)」
2月4日(日)
昨日(2/3)は節分でしたね。そして今日は立春です。暦の上では今日から春。ま、今までも春のような陽気の日が多かったですが?
昨日いった、奈良・春日大社の節分祭は、また後日ということで(遅く帰ったので編集が間に合いませんでした)、今日は、何となくフラ~と出かけたときにおしゃました東寺・「小子房(こしぼう)」のご紹介です。
この東寺・「小子房(こしぼう)」は、普段は公開していないところでですが、時々、弘法さんの縁日に
お邪魔したときに気になる門があり何かなと?思っていたところでしたので、前を通ったときに、ついふ
ら~と入ってしまいました。
今回は、「第41回非公開文化財特別公開」ということで、普段は見学できない庭園・襖絵・建築そして茶室。さまざまなジャンルから選りすぐられた文化財が期間中特別公開されているようです。その中のひとつです。
東寺小子房(とうじこしぼう)
金堂の西側に位置する小子房は、昭和9年、弘法大師千百年御遠忌にあたり再建された東寺の迎賓館です。内部は、鷲の間、牡丹の間、勅使の間など6部屋からなり、近代美術界で名を馳せた京都画壇のひとり、堂本印象が43歳の時に描いた障壁画で飾られています。牡丹の間、瓜の間などにはそれぞれ水墨の絵が描かれそいるのに対し、勅使の間には極彩色豊かな「渓流に鶴」が描かれ、水墨と金碧の世界を見事に融合させています。
最奥の勅使の間では、金箔地に燦爛として眼をうばう極彩色で「渓流に鶴」等が描かれ、今までの水墨の世界から極彩色のマンダラの世界へいざなってくれるようである。この様に六つの独立した部屋が、一つの世界を創り出している。それはあたかも空海が唐から持ち帰られた畳茶羅図のごとく、一つの宇宙を表わしているようである。
それは私達には日常生活の慌しさを離れ、本当の自分に立ち帰る時を思い出させてくれるようである。
また歴史を超えた旅へと……生涯の求道者としての画伯が、今でも語りかけているようです。
画伯の言葉の中に「芸術の旅は優れた旅、最も楽しい旅であると同時に、計り知れぬ思索と苦悩を背おわされて、美の跫音(あしおと)をすぐ背後に聴きつつ故郷へ帰る旅でもある」とも述べているとか。画伯の思いを知るというより、その迫力だけしか感じられなかった私でした。
庭園は平安神宮の神苑などを手掛けた京都を代表する庭師、七代目小川治兵衛の作です。蓮華門(国宝)は、弘法大師が高野山に向けて出立した時、見送りに行った不動明王の足跡から蓮花の花が咲いたという伝説からこの名が付いたとされます。
よのうにパンフレットで紹介されていました。
水墨の世界と極彩色豊かな世界の対比が見事な感動を与えてくれました。
当然、室内は撮影禁止でしたので、襖絵はパンフレットから勝手に複写。
でも、著作権法からすると、平面な襖の絵をできるだけ正確に再現された写真には、著作権が発生しないことから、一応、著作権はクリアしていると考えています。^^; 一応言い訳をしておきます。そんなことにも少し絡んでいますので・・・!


蓮華門



試作の鬼瓦


勅使の間の襖絵「渓流に鶴」

勅使の間の襖絵「日輪山」
「今日は何の日」
4日(日) 仏滅 三碧 [旧暦十二月十七日]
【立春】
二十四節気の一つ。春の始まりを意味する日で、この日から数えていろ いろな行事が行われる。天文学的には太陽の黄経が315度の地点を通過する日。
【スリ・ランカ独立記念日】
1948年(昭和23年)のこの日、イギリスの自治領セイロンとして独立。
1972年(昭和47年)に国家頭首がエリザベス女王からスリランカ大統領へ変わったとき、スリランカという元来の国名に戻った。この「スリランカ」という国名には、古代の現地語での「輝く島」という意味とのことです。
2月4日(日)
昨日(2/3)は節分でしたね。そして今日は立春です。暦の上では今日から春。ま、今までも春のような陽気の日が多かったですが?
昨日いった、奈良・春日大社の節分祭は、また後日ということで(遅く帰ったので編集が間に合いませんでした)、今日は、何となくフラ~と出かけたときにおしゃました東寺・「小子房(こしぼう)」のご紹介です。
この東寺・「小子房(こしぼう)」は、普段は公開していないところでですが、時々、弘法さんの縁日に
お邪魔したときに気になる門があり何かなと?思っていたところでしたので、前を通ったときに、ついふ
ら~と入ってしまいました。
今回は、「第41回非公開文化財特別公開」ということで、普段は見学できない庭園・襖絵・建築そして茶室。さまざまなジャンルから選りすぐられた文化財が期間中特別公開されているようです。その中のひとつです。
東寺小子房(とうじこしぼう)
金堂の西側に位置する小子房は、昭和9年、弘法大師千百年御遠忌にあたり再建された東寺の迎賓館です。内部は、鷲の間、牡丹の間、勅使の間など6部屋からなり、近代美術界で名を馳せた京都画壇のひとり、堂本印象が43歳の時に描いた障壁画で飾られています。牡丹の間、瓜の間などにはそれぞれ水墨の絵が描かれそいるのに対し、勅使の間には極彩色豊かな「渓流に鶴」が描かれ、水墨と金碧の世界を見事に融合させています。
最奥の勅使の間では、金箔地に燦爛として眼をうばう極彩色で「渓流に鶴」等が描かれ、今までの水墨の世界から極彩色のマンダラの世界へいざなってくれるようである。この様に六つの独立した部屋が、一つの世界を創り出している。それはあたかも空海が唐から持ち帰られた畳茶羅図のごとく、一つの宇宙を表わしているようである。
それは私達には日常生活の慌しさを離れ、本当の自分に立ち帰る時を思い出させてくれるようである。
また歴史を超えた旅へと……生涯の求道者としての画伯が、今でも語りかけているようです。
画伯の言葉の中に「芸術の旅は優れた旅、最も楽しい旅であると同時に、計り知れぬ思索と苦悩を背おわされて、美の跫音(あしおと)をすぐ背後に聴きつつ故郷へ帰る旅でもある」とも述べているとか。画伯の思いを知るというより、その迫力だけしか感じられなかった私でした。
庭園は平安神宮の神苑などを手掛けた京都を代表する庭師、七代目小川治兵衛の作です。蓮華門(国宝)は、弘法大師が高野山に向けて出立した時、見送りに行った不動明王の足跡から蓮花の花が咲いたという伝説からこの名が付いたとされます。
よのうにパンフレットで紹介されていました。
水墨の世界と極彩色豊かな世界の対比が見事な感動を与えてくれました。
当然、室内は撮影禁止でしたので、襖絵はパンフレットから勝手に複写。
でも、著作権法からすると、平面な襖の絵をできるだけ正確に再現された写真には、著作権が発生しないことから、一応、著作権はクリアしていると考えています。^^; 一応言い訳をしておきます。そんなことにも少し絡んでいますので・・・!


蓮華門



試作の鬼瓦


勅使の間の襖絵「渓流に鶴」

勅使の間の襖絵「日輪山」
「今日は何の日」
4日(日) 仏滅 三碧 [旧暦十二月十七日]
【立春】
二十四節気の一つ。春の始まりを意味する日で、この日から数えていろ いろな行事が行われる。天文学的には太陽の黄経が315度の地点を通過する日。
【スリ・ランカ独立記念日】
1948年(昭和23年)のこの日、イギリスの自治領セイロンとして独立。
1972年(昭和47年)に国家頭首がエリザベス女王からスリランカ大統領へ変わったとき、スリランカという元来の国名に戻った。この「スリランカ」という国名には、古代の現地語での「輝く島」という意味とのことです。
この記事へのコメント
おはようございます。
東寺に行って外からのぞきこんでいたところです。
そうなんだ。東寺は案外中とかひとつひとつのものの由来を知らないんです。すこしわかりました。
ありがとう。
東寺に行って外からのぞきこんでいたところです。
そうなんだ。東寺は案外中とかひとつひとつのものの由来を知らないんです。すこしわかりました。
ありがとう。
Posted by 京男 at 2007年02月04日 05:57
おはよう、すーさん
あの東寺サンに「堂本印象」の画が‥空海〜印象へ、一つの空間の中で時を超えて
融合する、歴史への旅‥から始まる印象の言葉、すごく胸に迫ってきます。
メモを録らせて貰おうっと‥ありがとう。
あの東寺サンに「堂本印象」の画が‥空海〜印象へ、一つの空間の中で時を超えて
融合する、歴史への旅‥から始まる印象の言葉、すごく胸に迫ってきます。
メモを録らせて貰おうっと‥ありがとう。
Posted by 風 at 2007年02月04日 06:18
おはようございます。
東寺にも一度は入っておかなければ(^_^;)
東寺にも一度は入っておかなければ(^_^;)
Posted by PON at 2007年02月04日 06:50
★京男さん、おはようございます。
パンフレットの受け売りですみません。
パンフレットを読みながら・・・ほほ~うと思いました。
パンフレットの受け売りですみません。
パンフレットを読みながら・・・ほほ~うと思いました。
Posted by すー at 2007年02月04日 08:47
★風さん、おはようございます。
気になっていた門だったの今回初めて、文化財特別公開というがあり、たまたま前を通ったので入ってみました。
その世界観に驚きました。ボランティアで学生さんが、説明をしてくれました。それでよくわかりました。そのあと、パンフレットで確認、ほ~ほうとね
気になっていた門だったの今回初めて、文化財特別公開というがあり、たまたま前を通ったので入ってみました。
その世界観に驚きました。ボランティアで学生さんが、説明をしてくれました。それでよくわかりました。そのあと、パンフレットで確認、ほ~ほうとね
Posted by すー at 2007年02月04日 08:51
★PONさん、おはようございます。
普段は、「蓮華門」しか見れませんが、それを見るだけでも価値があります。
息子さんのインフルエンザはどうですか?
普段は、「蓮華門」しか見れませんが、それを見るだけでも価値があります。
息子さんのインフルエンザはどうですか?
Posted by すー at 2007年02月04日 08:55
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