マムシの毒消しになるのでハデコブラと呼ばれる「オオケタデ」

2024年08月31日

Posted by すー at 03:58 Comments( 4 ) 花(夏)
昨日(8/30)は、台風10号の進路がどうも定まらず、出かけるときの雨対策の恰好をどうするか悩みながらでした。この状況なら日傘、帽子は不要だろうとリュックから出し、雨傘を入れて出かけます。ところが何の何の植物園の行き帰りや園内では帽子が欲しいほどの日差しでした。さすがに風は強めの生ってきましたが午後になっても青空が広がります。それにしても、私の生まれ故郷の静岡県では雨の量が半端ないです。静岡県で暮らす兄の家は高台なので水没の心配はいらないと思いますが。それにしても今回の台風は台風から離れたところに大雨を降り続けていますね。
植物園では日差しと吹き始めた風にと格闘でした。日差しが暑い、風があると花が揺れて撮影が難しいと・・・ということで、日陰での滞在時間と花の前で風が一瞬止まる瞬間を待つ時間が増えました。
そんな昨日に撮影したものがタイトルの花です。
それが、「オオケタデ(大毛蓼)」タデ科です。
オオケタデは、薬草としてはポルトガルから入ったとのことで、マムシの毒消しになるのでハデコブラと呼ばれ、オオケタデの別名となっています。マムシの毒を解毒できるかどうかは定かではありませんが、化膿性の腫れ物や毒虫に刺されたときの民間薬として利用されており、畑の一隅に栽培されていることが多いのも、このためもとの説もあります。
花径6ミリから7ミリの紅紫色の小さな花が集まり、穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)となります。
イヌタデを大きくしたような花で、先の丸い花びらが5枚あり、花びらは花弁ではなく萼片です。

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今日は、雑節の一つ「二百十日(にひゃくとおか)」ですね。
立春から210日目にあたり、この日に台風がやってくことが多いとのこと。今日はその名の通りになるかもですね。大きな被害が出ないことを祈るばかりです。
そうそう、台風の対策として、今日と明日は植物園が臨時休園とか。



★おまけのネタ
昨日は植物園で、ノウタケ(脳茸) ハラタケ科ノウタケ属と思われるキノコを見ました。
名前は表面のしわが脳溝に似ていることに由来するとのこと!

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すーさんの「撮植(さつしょく)日記」
↑気ままに撮影した植物を掲載しています。よかったら見てやってください。
 ご意見をいただければ最高です。
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【今日は何の日】

31日(土) 仏滅 [旧暦七月二十八日]

【野菜の日】
1983年(昭和58年)に全国青果商業協同組合連合会が野菜の栄養価やおいしさを見直してもらおうと、「8(や)31(さい)」の語呂合わせから制定された。

【二百十日(にひゃくとおか)】
雑節の一つ。立春から210日目にあたり、この日に台風がやってくことが多い。
稲の花が開く時期にあたり、古来より農家では特に警戒されていた。




「ヘビ」とついていますが、トカゲの仲間の「カナヘビ」

2024年08月30日

Posted by すー at 03:58 Comments( 3 ) 昆虫・動物
昨日(8/29)は、リフォームも無事に終わったということで1泊2日の旅行の2日目の予定でした。ところが、ノロノロで方向が定まらない台風10号のおかげで中止となり、いつも通り、朝の仕事にでした。も~う皆さんにいじられるいじられるでした。私も日ごろの行いが悪いのでと・・・
それにしても、台風10号は本当に困ったものですね。被害の状況がどんどんと伝えられてきます。あまりのもすごい台風のことから避難所が定員オーバーになったところあるとか(近くの避難所を紹介しているようです)。それにしてもこの台風はどうしたいのかさっぱり分かりません。コースも定まりませんね。いつまで、こんな中途半端な状態が続くのでしょうね。
タイトルの話題に戻します。たまには、爬虫類の話題もと!
私は蛇が苦手なのですが「カナヘビ」は蛇と名前が付きますがトカゲの仲間です。それに眼が可愛いです。
蛇が苦手なのは地上で暮らすのに手足がなくくねくねと進むのがどうもなのです。普通、進化の過程で地上で暮らすなら足が発達するはずなのにと変なところにこだわりがある私です。
何回か登場しているかも知れませんが、トカゲとよく似ているものがカナヘビですよね。
トカゲとカナヘビは「爬虫類」のなかまです。そんな爬虫類の中でも最大の種数を誇るのが有鱗目(ゆうりんもく)というグループで、有鱗目で足(四肢)があるものを一般的にトカゲ類、足がないものをヘビ類として区別します。トカゲ、カナヘビはいずれも爬虫類→有鱗目→トカゲ類にグループ分けされます。
トカゲとカナヘビの違いは?「体のツヤ感」、「尻尾の長さ・色」にあります。
トカゲは体全体にやや光沢があるのに対して、カナヘビは体全体がざらざらしていて乾燥した感じや、トカゲ比べて尾がとても長いことなどで簡単にみわけることができます。
名前の由来は、ヘビのように長く、金物(かなもの)のような色をしているので、カナヘビと呼ばれます。

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苦手な方にはごめんなさい(-_-メ)


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【今日は何の日】

30日(金) 先負 [旧暦七月二十七日]

【富士山測候所完成記念日】
1895年(明治28年)のこの日、気象研究家の野中至氏が富士山に私設観測小屋を完成させた。
ちなみに1964年9月に富士山頂に完成した富士山レーダーは、気象観測や台風の予報に効果を発揮。
その後、気象観測技術の発達とともにその役割を気象衛星に引き継ぎ、1999年11月に観測業務の幕を閉じた。

【冒険家の日】
1965年(昭和40年)のこの日、同志社大学の遠征隊がアマゾン川の源流から130kmを世界で初めてボートで下った。
また、1970年のこの日、冒険家の植村直己が北アメリカ最高峰のマッキンリー単独登頂に成功。
そして1989年のこの日、海洋冒険家の堀江謙一が世界最小の外洋ヨットで太平洋単独横断に成功した。



今、咲く花「キツネノカミソリ」と「タカサゴユリ」

2024年08月29日

Posted by すー at 03:58 Comments( 3 ) 花(夏)
昨日と今日(8/29)は、リフォームも無事に終わったということで1泊2日の旅行に出かける予定でした。しかし、台風がノロノロと停滞していることと、台風が近年にないほどの勢力で交通機関の運休や高速道路の交通規制なども予定されているということで旅行会社から中止の連絡がありました。荷物つくりも完了して出発を待つばかりでしたのに。行く方面が静岡県でしたので静岡県ではこのところずっと強い雨が降り続いていました。大井川鉄道も運休の可能性があり、駿河湾で船にも乗る予定でしたが、ま~このお天気では景色は何も見えず、ホテルに缶詰めだったかも知れませんので中止で正解かも知れませんね。旅行会社も悩んでいたことでしょうね、寸前の連絡でした。
台風10号は、28日正午の観測によると、中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルとか。台風10号の接近に伴い、気象庁は28日午後1時、鹿児島県に暴風、波浪の特別警報を発表したとも、本当に迷惑な台風です。今回の旅行の中止も、命が助かる行動の一つだったかも知れません。娘も台風の中の旅行を心配していたので、中止で安心したようです。
そんなことから、特に話題も無いことから、夏から秋に向かう花の少ないこの時期でも少ないながらも花が咲いています。そんな花の登場です。

◇キツネノカミソリ(狐の剃刀)ヒガンバナ科
葉は早春にのびだし、夏になると枯れます。葉が枯れたあと、花茎がのびて高さ30~50cmになり、黄赤色の花を散形状に3~5個つけます。花被片は斜めに開いてそり返りません。

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◇タカサゴユリ(高砂百合)ユリ科
台湾の原産。1924年に導入され、庭園や切り花用に栽培されてきましたが、種子の発芽から6ヶ月で開花するため、近年各地で野生化して道ばたや堤防法面などで繁殖しているそうです。
コオニユリやオニユリは実生から数年経たないと開花しませんが、タカサゴユリは1年目に開花します。
タカサゴユリはテッポウユリによく似ています。タカサゴユリにはピンクの筋が入りますが、テッポウユリには筋がないことから判断できます。

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今日は本来は、朝の仕事は有休の予定でしたが、連絡を入れてみるとぜひ働きに来てと言われましたので通常通りの勤務となりました。



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【今日は何の日】

29日(木) 友引 [旧暦七月二十六日]

【文化財保護法施行記念日】
1950年(昭和25年)のこの日、国宝・重要文化財などを保護するための基本となる法律、文化財保護法が施行された。
これを記念して1951年(昭和26年)に制定された。

【秋田県・県の記念日】
1871年(明治4年)の廃藩置県の際に、秋田、亀田、矢島、岩崎、本荘の5県と、鹿角郡をあわせて秋田県が設置された。
この日を太陽暦であらわすと8月29日にあたるため、1965年(昭和40年)に秋田県が制定。

【焼き肉の日】
1993年(平成5年)のこの日、「8(ヤキ)29(ニク)」の語呂合わせから全国焼肉協会によって制定された。
ところで、焼肉店でよく目にする無煙ロースターは、名古屋のメーカー「シンポ」が1980年に開発したもの。
この発明によって服に煙の臭いがつきにくくなり、女性客も気軽に焼肉を楽しめるようになった。



花の後には種が!

2024年08月28日

Posted by すー at 04:00 Comments( 3 ) 植物
昨日(8/27)もNHKの防災情報が「激しい運動は禁止!」と何度もスマホに入るほどの猛暑となりました。この猛暑、生暑い気温も台風の影響かな?
台風は奄美大島あたりでほとんど停滞という感じで、台風自体も進む方向が定まらず困ってる状態なのかもですね。それにしても近所に居続けられる地域はたまったものではないですね。
昨日は、台風に備えて、植木たちをPPロープで固定したり、自転車を倒れないように柵に縛り付けたりとでした。それと、棚の上の植木鉢も落ちて割れないように地面に置きました。それから、妻が500mlの水を買いに行ったら、スーパーの棚に空きが目立っていたそうです。皆さん、台風に備えて買いだめかな?
 この暑さは本当にいつまで続くのか? 植物園の職員さんからも疲れが溜まるころなので、熱中症には今まで以上に注意してくださいと言われました。
さて、タイトルの話題に戻します。
植物たちは花を咲かせます。花を咲かす目的は、受粉して種を作り子孫を残すことです。そう、花は注目されても種は注目されることは少ないですよね。そこで、見かけた「オオバギボウシ」と「フシグロセンノウ」の登場です。


◇オオバギボウシ(大葉擬宝珠)ユリ科

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◇フシグロセンノウ(節黒仙翁)ナデシコ科
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是非、私の「撮植日記」で花をご確認ください(^^)/


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【今日は何の日】

28日(水) 先勝 [旧暦七月二十五日]

【バイオリンの日】
1880年(明治13年)のこの日、東京・深川の楽器職人、松永定次郎によって国産第1号のバイオリンが完成したことを記念して制定。
ちなみに巨匠アントニオ・ストラディバリの手による名器「ストラディバリウス」は約600艇が現存しているが、そのうち1本が2006年にオークションで約4億円で落札され、当時の楽器の最高金額を記録した。

【民放テレビスタートの日】
1953年(昭和28年)のこの日、日本テレビが民間放送として国内で初めてテレビ放送を開始した。
翌日には後楽園球場から巨人-阪神戦を、翌年の2月19日には力道山の試合を初めて中継。
ちなみにNHKは、1953年2月1日にテレビ放送をすでに開始している。

【道元忌】
鎌倉中期の禅僧で日本における曹洞宗の開祖、道元の命日。享年53。
福井・越前に永平寺を開き、『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』の諸巻を著した。



鈴虫の鳴く時期が待ち遠しい!

2024年08月27日

Posted by すー at 03:42 Comments( 3 ) 花(夏)
昨日(8/26)も青空が広がる暑い猛暑日となりました。台風はどんどんと遅れているようです。台風10号は予想よりも南側に行き奄美地方まで行ったところで停滞してその後に向きを北寄りに進路を変えるとみられ、その後、30~31日ごろに西日本から東日本付近を通るおそれがあるとのことです。私が出かける用事のある28,29日あたりも雨、風とも強いかもという私には最悪なコースをたどりそうです。
昨日は青空でしたが、台風の影響か風が少し吹き出していました。そんな様子を見て、少しだけですが台風対策でした。夏の間は2階の雨戸を外しているのですが、その雨戸を風に少しあおられながらでしたが取り付けたり植木鉢を低いところに降ろしたりでした。何とも迷惑な台風です。22日未明にマリアナ諸島で発生した台風10号の名前は「サンサン(Shanshan)」。香港の「少女の名前」が由来だということです。思わず、かわいらしい女の子の姿を思い浮かべてしまいますが、牙をむかなかればいいのですが!
台風の名前は、かつては米国が英語の人名を台風につけていたそうですが、2000年以降、北西太平洋や南シナ海で発生した台風には、アジア風の名前がつけられることになったそうです。アジアの人々になじみのある名前にすることで防災意識を高め、連帯の強化や相互理解を進める狙いがあるということのようです。私は番号でいいような気もするのですが、分かりやすですよね。
台風10号の話はこれくらいでいいですね。それにしてもいつまで暑いのかそちらも気になります。植物園では、鈴虫の鳴くころに咲き出すとも言われる花が咲き出していました。そろそろそんな気温のころになって欲しいものです。その花の名前が「スズムシバナ (鈴虫花)」 キツネノマゴ科です。
スズムシバナは、本州の近畿以西・四国・九州から朝鮮・中国にかけて分布する多年草で、山地の木陰に生えています。夏から秋に上部の葉腋から淡紫色の花を開きます。花は朝開き午後には散ります。
葉は柄があり、対生し、脈上に白い毛が目立つち、花冠は唇形で筒部は少し曲がっています。

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すーさんの「撮植(さつしょく)日記」
↑気ままに撮影した植物を掲載しています。よかったら見てやってください。
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【今日は何の日】

27日(火) 赤口 [旧暦七月二十四日]

【益軒忌】
江戸時代の儒学者で『養生訓』で知られる貝原益軒の命日。享年84。
78歳のときに、それまで損軒と称していたのを益軒と変え、以降、大衆教訓書を書き始めた。

【日本に原子の火がともった日】
1957年(昭和32年)のこの日、午前2時23分に茨城県東海村に所在する日本原子力研究所の研究用原子炉(JRR-1)が臨界実験に成功。

【『男はつらいよ』の日】
1969年の今日、「寅さん」こと車寅次郎で知られる山田洋次監督の映画『男はつらいよ』シリーズの第1作が公開されたことに由来。
主演の渥美清の遺作となった1995年の『寅次郎紅の花』まで、全48作が制作された。