野に咲く花も秋ぽく!

2018年08月31日

Posted by すー at 04:20 Comments( 4 ) 花(夏)
昨日(8/30)は、さすがに暑いながらも一時期の勢いのある暑さではさすがに無くなってきましたが! それでも暑いですが!。でもさすがに夜は何とかクーラー無しで窓を開けて扇風機だけで過ごせる気温になりました。いつまで続くのか?この猛暑と思っていましたがさすがに8月も今日で終わり、明日からは9月ですものね。といいながら9月も暑い予想が出ていますが。
さすがですね植物園では、咲く花も秋ぽくなってきました。自然界は秋に片足を入れた感じでしょうか?。
そんな植物園で見かけた秋の花です。

◇フジカンゾウ(藤甘草) マメ科
初秋に茎の先に長さ50cmにも及ぶ細長い穂状(総状花序)の花序に、長さ1cmほどの小さな淡紅紫色の花を、花軸に並べるように多くつけます。
花はマメ科特有の蝶型花です。
果実には毛が密生していてマジックテープのように衣服などにくっつく「ひっつき虫」です。
名前の由来 は、花がフジに似ていて、葉がマメ科の甘草(カンゾウ:著名な漢方薬)に似ているという命名です。





◇ヌスビトハギ(盗人萩)マメ科
フジカンゾウと同じマメ科で、花をみるとさすがに似ていますね。
果実の表面は触れるとざらつきます。これは細かな鉤が並んでいるためで、これによって衣服などによくくっついてきます。言わばこれもマジックテープ式のひっつき虫です。
和名の由来はこんな風に説明されていました。
和名は、果実が泥棒の足跡に似ると言う。奇妙に聞こえるが、牧野富太郎によると、古来の泥棒は足音を立てないように、足裏の外側だけを地面に着けて歩いたとのことで、その時の足跡に似ているからと。




◇メハジキ(目弾き)シソ科
花は、茎の上部の葉の脇に淡い紅紫色の唇形をした形のものを輪生状につけます。花冠は10~13mmくらいで、外側には白い毛が密生し、下唇は3つに裂け、濃い紅紫色の筋が入ります。
和名の由来は、子供が茎を短く切ってまぶたにはめ、目を開かせて遊んだところからきているとのことです。



3種とも唇形に見えませんか?
失礼しましたm(_ _)m

でも名前の由来を知ると面白いですね。(^_^)ニコニコ



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◇新規登録植物
 〇メハジキ(目弾き)
  花は、茎の上部の葉の脇に淡い紅紫色の唇形をした形のものを輪生状につけます
 〇ヌスビトハギ(盗人萩)
  果実は、ひっつきむしです
 〇フジカンゾウ(藤甘草)
  花はマメ科特有の蝶型花で、果実は、ひっつきむしです
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「今日は何の日」

31日(金) 先負 [旧暦七月二十一日]

【野菜の日】
1983年(昭和58年)に全国青果商業協同組合連合会が野菜の栄養価やおいしさを見直してもらおうと、「8(や)31(さい)」の語呂合わせから制定された。



エヘン虫ぽく、成長?

2018年08月30日

Posted by すー at 04:23 Comments( 4 ) 植物
昨日(8/29)は、私の頭の上の京都では比較的安定したお天気でしたが、京都府内でも大雨洪水警報がでるなど不安定なお天気のようでした。それにしても本当に蒸し暑い・蒸し暑い一日でした。いつまでこの暑さ、蒸し暑さが続くのか?。
そんな中で、環境省などが制作した、地球温暖化への対策を怠った未来を描いた動画「2100年 未来の天気予報」が話題になっていますね。
「明日の予想最高気温は東京や名古屋44度、大阪43度、札幌でも41度……。」など、何やら今年の状況を見ると現実味を帯びてきていますよね。私はその頃にはもちろん生きてはいませんが、孫の世代にそんなつけは送りたくないですね。

さて、今日のタイトルの「エヘン虫ぽく、成長?」とは! 皆さん、ご存じですよね「エヘン虫」そう大正製薬「ヴイックス メディケイテッド ドロップ」のキャラクター。喉の「イガイガ」を表現したものです。そんなエヘン虫のイメージを思い起こさせてくれるのが「紅葉葉楓(モミジバフウ)」の集合果(果実)です。この集合果は秋に、種子を散布した後も長くぶら下がて残りその様子がエヘン虫に見えるのは私だけだけだは無いと思います。そんなモミジバフウの集合果がだんだんとエヘン虫を彷彿させるようになってきました。ここでも季節は進んでいるということですね。
モミジバフウは、雌雄同株(しゆうどうしゅ)で1本の樹に雄花と雌花が同居し、葉の展葉と同時に4月ごろに開花します。
雄花は総状に集まって着き、雌花は鈴のように垂れ下がって着きます。
この垂れ下がった雌花が秋には蒴果(さくか)が多数集まった直径約3cmくらいの集合果となり、種子を散布した後も長く残ります。そんなモミジバフウの集合果(果実)です。

◇8月29日に撮影した集合果(果実)です




◇冬になり種子を散布した後の集合果です


 エヘン虫のイメージですよね


◇4月の雄花と雌花



これが雄花


これが雌花、この雌花がエヘン虫に変身



モミジバフウ(紅葉葉楓)←モミジバフウについて詳しくはここでご確認ください。


どうでもいい話題でしたねm(_ _)m


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「今日は何の日」

30日(木) 友引 [旧暦七月二十日]

【富士山測候所完成記念日】
1895年(明治28年)のこの日、気象研究家の野中至氏が富士山に私設観測小屋を完成させた。
ちなみに1964年9月に富士山頂に完成した富士山レーダーは、気象観測や台風の予報に効果を発揮。その後、気象観測技術の発達とともにその役割を気象衛星に引き継ぎ、1999年11月に観測業務の幕を閉じた。



国内希少野生動植物種「無人野牡丹」

2018年08月29日

Posted by すー at 04:27 Comments( 4 ) 花(夏)
昨日(8/28)も、蒸し暑さ爆破でした。雨が忘れたように降ったり止んだりを繰り返し、湿度だけが上がり、気温を下げるほどの雨は降らずのお天気でした。どうせなら、ザーと雨が降り気温も一気に下げて欲しかったです。この蒸し暑さは、この夏で消耗し残り少ない体力を奪いますね。夜半には雷鳴が鳴り響き、大雨に・・これがまたいけません、何とかクーラーを消して窓を開けて眠りについたのに、この大雨で窓を閉める、それは蒸し暑い、汗だくになりました。夜中に窓を開けたり閉めたりの繰り返しになりました。本当に不安定なお天気ですね。
そんな昨日の午後は散歩は中止して、個人事業主の仕事をパソコンの前に座り込んでデータ、情報の編集作業に費やしました。もちろん、朝の仕事帰りにはいつものように植物園に寄り道でした。一昨日に撮影した花の追加撮影もしてきました。今日はその植物のご紹介です。それがタイトルの、国内希少野生動植物種「無人野牡丹(ムニンノボタン)」です。撮影した説明版では、
ムニンノボタン(無人野牡丹)
ノボタン科 ノボタン属
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小笠原諸島父島のみに生育する、日本固有の種となります。高さ1mほどになる常緑小低木。
父島の自生個体は、1株のみであった東平の原木が平成7年に枯死し、平成5年に
発見された東海岸の100株程度の群生も平成23年までに発見当時の原木はすべて
消失しました。現在は後継の実生株が残る状態。
東京大学付属植物園が保全活動を行っており、東海岸の実生株約200株が
植栽株が現在も生育しています。
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とありました。ね!貴重な植物、花ですよね。






晩秋には果実となります。この実をついばむ鳥によって、固体の増殖が計られてきたと思われますが、今はムニンノボタンの実を食べる鳥が死滅して、この木も分布を拡げることが出来なくなったと考えられているようです。動物と植物が互いに生存を依存し合っているということですね。

「ムニン」は小笠原諸島を指し、恐らく「無人」に由来しているのだろうと言われているそうです。ムニンツツジ、ムニンヒメツバキなど、ムニンの付く小笠原固有種は多いとも!。
絶滅危惧IA類(CR)

大切にしたいですね、絶滅したら復活は難しい、いや、不可能かも知れませんので・・・


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↑気ままに撮影した植物を掲載しています。よかったら見てやってください。
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◇新規登録植物
 〇カワラケツメイ(河原決明)
  マメ科の花の特徴である蝶形花とならず、これが本種の特徴
◇更新追加植物
 〇ツリガネニンジン(釣鐘人参)
  花を追加しました
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「今日は何の日」

29日(水) 先勝 [旧暦七月十九日]

【文化財保護法施行記念日】
1950年(昭和25年)のこの日、国宝・重要文化財などを保護するための基本となる法律、文化財保護法が施行された。これを記念して1951年(昭和26年)に制定された。

【秋田県・県の記念日】
1871年(明治4年)の廃藩置県の際に、秋田、亀田、矢島、岩崎、本荘の5県と、鹿角郡をあわせて秋田県が設置された。この日を太陽暦であらわすと8月29日にあたるため、1965年(昭和40年)に秋田県が制定。

【全国ヤキニクの日】
1993年(平成5年)のこの日、「8(ヤキ)29(ニク)」の語呂合わせから全国焼肉協会によって制定された。
ところで、焼肉店でよく目にする無煙ロースターは、名古屋のメーカー「シンポ」が1980年に開発したもの。この発明によって服に煙の臭いがつきにくくなり、女性客も気軽に焼肉を楽しめるようになった。



風に揺られると今にも鳴り出しそうに見えます

2018年08月28日

Posted by すー at 04:16 Comments( 4 ) 花(夏)
昨日(8/27)も、本当に暑い・暑い・暑い一日となりました。またまた、猛暑日でその上に湿度が高いことから本当に疲れます。弱気なことは言いたくはないのですが、どうやら、夏の疲れが溜まり、何やら体力の限界が近づいたような気が朝の仕事時にしていました。持参した水筒の冷たいお茶を飲む回数が多かったかも?。と言いながらもチャんと朝の仕事帰りにはいつもの植物園に寄り道をしてきましたが(^_^)ニコニコ
植物園の生態園エリアも秋を感じさせてくれる花や実などが目立つようになってきました。
タイトルの「風に揺られると今にも鳴り出しそうに見えます」とは、「ツリガネニンジン(釣鐘人参)」キキョウ科の花のことです。
秋頃、山野に咲き、その花が風に揺れて今にも鳴り出しそうに見えませんか?。実際に見かけたら耳を澄ませてみてください。(^_^)ニコニコ
名前の由来は、花の形が「釣鐘」形で、白く太い根が人参(にんじん)の形に似ていることから「釣鐘人参」ということです。ここでいう人参とはだいだい色の野菜の人参ではなく、薬草で名高い「高麗人参(朝鮮人参)」のことになります。






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◇新規登録植物
 〇モミジバフウ(紅葉葉楓)
  モミジの仲間のように見えますがが、5~7つに裂ける葉がモミジに似るだけで、じつはマンサクの仲間
 〇ツリガネニンジン(釣鐘人参)
  名前の由来は、花の形が「釣鐘」形で、白く太い根が人参(にんじん)の形に似ていることから
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「今日は何の日」

28日(火) 赤口 [旧暦七月十八日]

【バイオリンの日】
1880年(明治13年)のこの日、東京・深川の楽器職人、松永定次郎によって国産第1号のバイオリンが完成したことを記念して制定。
ちなみに巨匠アントニオ・ストラディバリの手による名器「ストラディバリウス」は約600艇が現存しているが、そのうち1本が2006年にオークションで約4億円で落札され、当時の楽器の最高金額を記録した。

【民放テレビスタートの日】
1953年(昭和28年)のこの日、日本テレビが民間放送として国内で初めてテレビ放送を開始した。翌日には後楽園球場から巨人-阪神戦を、翌年の2月19日には力道山の試合を初めて中継。
ちなみにNHKは、1953年2月1日にテレビ放送をすでに開始している。

【道元忌】
鎌倉中期の禅僧で日本における曹洞宗の開祖、道元の命日。享年53。
福井・越前に永平寺を開き、『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』の諸巻を著した。



月末のこの暑さはつらい、でも秋の兆しも!?

2018年08月27日

Posted by すー at 04:12 Comments( 4 ) 植物
昨日(8/26)も、本当に暑い・暑い・暑い一日となりました。こちら京都でも37℃超えの猛暑日です。8月も末になってこの暑さはつらいですね。
私は一昨日のおばあちゃん(義母)のところの庭などの草取りなどで体力を使い果たしたことから余計にこの暑さが堪えました。
そんなことから少し散歩がてらに買い物に出かけただけでゆっくりと過ごさせてもらいました。8月も最後の日曜だというのにこの暑さはやはり今年は異常なのかな?
暑さ、猛暑が続いていますが、そんな中でも散歩中に田んぼの前を通ると稲の花が、そして、たぶんもち米だと思いますが奥の田んぼでは大きく実り首を垂れるち稲穂も・・・暑い、暑いと大騒ぎをしていても、自然界は確実に実りの秋を向かえつつありますね。そんな光景にもこの暑さももう少しだと元気をもらえました。






これだけではということで、こんな話題も
先日の台風20号の暴風でビリビリに破けて使い物にならなくなった自転車カバーをネットでポチとして届きましたの交換でした。
ま~古かったこともありますが、こんなにビリビリに破けるとは風の力はすごいですね。
我が家では誰も自動車の運転免許証を持っておらず、我が家の唯一に乗り物がこの自転車ということです。なので大切に大切にカバーで雨風をしのいでおります。






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◇新規登録植物
 〇アカリファ・ウィルケシアナ
  葉面にピンクや赤銅色の斑点が目立ち、そのため英名では「銅の葉(Copper leaf)」と呼ばれます
◇更新追加植物
 〇ストランバエシア
  実を追加しました
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「今日は何の日」

27日(月) 大安 [旧暦七月十七日]

【益軒忌】
江戸時代の儒学者で『養生訓』で知られる貝原益軒の命日。享年84。
78歳のときに、それまで損軒と称していたのを益軒と変え、以降、大衆教訓書を書き始めた。

【日本に原子の火がともった日】
1957年(昭和32年)のこの日、午前2時23分に茨城県東海村に所在する日本原子力研究所の研究用原子炉(JRR-1)が臨界実験に成功。

【『男はつらいよ』の日】
1969年の今日、「寅さん」こと車寅次郎で知られる山田洋次監督の映画『男はつらいよ』シリーズの第1作が公開されたことに由来。
主演の渥美清の遺作となった1995年の『寅次郎紅の花』まで、全48作が制作された。