キセワタ

2023年08月19日

Posted by すー at 03:52 │Comments( 2 ) 花(夏)
昨日(8/18)は、朝の仕事が定時では終わらないだろうと、植物園での撮影用のデジタル一眼レフは置いていきました。そんな日に限って仕事が定時で終わります。私はそんなものかも知れないと思った次第です。でも、せっかくだからとコンパクトデジカメで植物園に様子をみてきました。暑いですが、運動ということで
そんな植物園では、セミの鳴き声もクマゼミからツクツクボウシの鳴き声の方が大きく聞こえるようになってました。日の出の時間が遅くなりつつあるのと、こんなセミの鳴き声などで季節の移り変わり感じられました。
そんな植物園で見かけた「キセワタ(着せ綿)」シソ科です。
シソ科の多年草。山地・丘陵地の草原に生え、高さ60~90cm。全体に毛があり、葉は卵形です。8~9月ごろ、茎上部の葉の付け根に、淡紅色の唇形の花を咲かせます。花びらの上面に白い毛があります。その白い毛が和名の由来となります。
キセワタは「着せ綿」と表記し「菊の被綿」(重陽の日、9月9日の前後に、菊の花の綿を被せて霜よけとした)の風習から、本種の花冠の上の白毛を花に着せる綿に見立てものと言われています。
重陽の節句(9月9日)のその節句前日の8日夜に菊に綿をかぶせておき、節句の当日に、露で湿ったその綿で体を拭い長寿を祈ります。
平安時代に宮中で重陽の行事として菊の着綿が行われていたことが、『紫式部日記』などに書き記されています。
赤菊に綿を被せた様子を表現した、こなし製の京和菓子「着せ綿」としてあります。
重陽の節句には少し早かったのですが・・・
キセワタ-1(20230818).jpg
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★おまけのネタ
植物園の生態園コーナーでは、ツクツクボウシの鳴き声の方が大きく聞こえました
生態園(20230818).jpg




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すーさんの「撮植(さつしょく)日記」
↑気ままに撮影した植物を掲載しています。よかったら見てやってください。
 ご意見をいただければ最高です。
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【今日は何の日】

19日(土) 仏滅 [旧暦七月四日]

【バイクの日】
オートバイによる交通事故の増加を防ぐため、総務庁交通対策本部が制定したもの。「8(バ)19(イク)」の語呂合わせから。

【俳句の日】
正岡子規研究家の坪内稔典氏らの発案で1991年(平成3年)に制定。「8(は)19(いく)」の語呂合わせから。

【警察手帳交付の日】
1874年(明治7年)のこの日、警察手帳が警察官に交付された。
余談であるが、2002年(平成14年)10月1日に警察手帳のデザインが67年ぶりに一新され、アメリカの警察で使用されているバッジケース・タイプになった。


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この記事へのコメント
こんばんは。
朝、コメントを入れたつもりが・・・
今日はまた焼ける暑さでしたよね。
京都では猛暑日の36度超えだったでしょう。
蝉の声が変わったといってもまだ周りは真夏、酷暑ですからね。
紫式部さんの話題が出ますか。 高尚ですね。
花も高貴に見えます。
Posted by くじびき はずれ at 2023年08月19日 23:32
★くじびきはずれさん、おはようございます
こちら京都での最高気温は37.8°と発表がありました。暑い!
Posted by すーすー at 2023年08月20日 07:22
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