帰化植物で野生化でも綺麗!「イモカタバミ(芋片喰)」

2018年05月31日

Posted by すー at 04:16 Comments( 2 ) 花(初夏)
昨日(5/30)は、夜明け前から雨が降り出し、午後には空が明るくなったので止むのかと思いきや、ほぼ一日中降っていました。最高気温は23℃ほどで一昨日よりも5~6℃も低い気温です。でも、湿度が高いことから蒸し暑さは感じました。
雨では散歩ままならず、いつもの午後の散歩を中止でした。それよりも、少し疲れが溜まってきたのかな? 久しぶりに短時間ですが昼寝をしてしまいました。毎年、真夏には20~30分ほど昼寝をしているのですが、この時期には珍しいというか、夏が近づいてきたという証でしょうか?。
そんなことで今日の話題は一昨日に植物園で見かけた、帰化植物で野生化した植物です。それがイモカタバミ(芋片喰) カタバミ科です。
日本へは戦後に渡来し、現在では、栽培されていたものが逸出して各地で野生化し、道ばたなどに生えています。
花は、花茎の先に十数個の花が散形につき、花弁は5枚となります。
花の色は濃い紅紫色で、濃い紅色の筋が入り、花の真ん中も濃い紅色をしています。雄しべの葯の色は黄色です。
カタバミは世界中に自生する多年性の植物です。日本でも全国に分布し、道端などで自然にみられますよね。我が家でも増えて増えて、まず、駆逐することは不可能に近いですね。
地下に球根をもち、そのさらに下に根をおろして育つ性質をもっており、横に茎を広げて育つことから、繁殖が早いことが特徴です。
普通のカタバミは、黄色い小花を咲かせます。
和名のカタバミ(片喰)は、ハート型の葉が1片食べられて欠けているように見えることに由来しています。また、イモカタバミ(芋片喰)のイモの由来は、芋のような塊茎によって増えるところからきていると言われています。







綺麗なので、植物園でも駆らずにおかれているのだと思います。
一面に咲く姿も、一輪でも綺麗ですよね。

余談ですが、カタバミのつけるハート型の葉は、花がついていないとクローバーと見分けがつきづらく、よく間違えられます。ただ、クローバーは葉に白い線が入り、カタバミには入っていないという違いがあります。また、夜になると葉を閉じる性質は同じですが、クローバーは内側に、カタバミは外側に向かって閉じます。この2つが大きな違いです。


追伸:今日で5月も終わりか!。早いですね。


★おまけの一枚

昨日の植物園は雨のため大変静かでしたが、ここだけは来園者でにぎわっていました。
今がシーズンですよね。花菖蒲たちはこの雨を喜んでいるようにもみえました。




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すーさんの「撮植(さつしょく)日記」
↑気ままに撮影した植物を掲載しています。よかったら見てやってください。
 ご意見をいただければ最高です。
◇新規登録植物
 〇ハコネウツギ(箱根空木)
  開花中に色素が変化し、白色から順次、薄ピンク、紅色と三段階に移り変わります。
 〇フジキ(藤木)
  マメ科とは思えない高木です、でも花の形はマメ科ですえn。
◇更新追加植物
 〇シロウメモドキ(白梅擬き)
  花を追加しました
 〇アマミアセビ(奄美馬酔木)
  花の後の実を追加
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「今日は何の日」

31日(木) 友引 [旧暦四月十七日]

【世界禁煙デー】
国連の世界保健機関(WHO)が、世界人類の健康のために設けた日。
ちなみに南蛮貿易により日本にタバコが伝来したは16世紀末。スペインの聖職者が江戸幕府の将軍・徳川家康にタバコを献上したという記録も残っているそうである。

【禁煙週間】(~6月6日)
国連が定めた「世界禁煙デー」にあわせて厚生労働省が設置したもの。
5月31日より1週間。