城南流鏑馬 鳥羽天皇御即位九百年記念
5月29日(火)
昨日(5/28)は黄砂が少なく回りの山々も綺麗に見えました。土日の黄砂はすごかったですね。
気温も少し低めでさわやかなお天気でした。
今日の話題は、昨日に続き、鳥羽天皇御即位九百年記念 城南流鏑馬の2回目です。
その前に、お詫びをひとつさせてください。
昨日に、落馬の話をし、落馬れれたのが、松本玲奈さんとかきましたところ、林様から「落馬は2番射手の管野氏であり、松本玲奈さんではありません。馬場末での停止に少々問題がありました。
勿論、菅野氏、松本さん共々怪我一つ無く、心身共に元気です。」
とコメントをいただきました。ここにお詫びをし訂正をさせていただきます。松本玲奈さんには、大変ご
迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。目の前で大きな声をだされたので、てっきりという不確定な情報の怖さを知りました。
後段で、城南流鏑馬の由来についてパンフレットの受け売りですがご紹介します。
ということで、拙い写真の羅列ですがご覧ください。

城南宮の家紋と的
城南宮の家紋は、神功皇后の旗印(はたじるし)にちなむ三光の紋は、日と月と星を組み合わせた極めて珍しい神紋で、昼夜の隔てなく遍く(あまねく)及ぶ、城南宮の広大なご神徳を表しているそうです。

見事に的に的中
皆様にも良いことがありますように!
ここからは、流鏑馬の印象ということで











城南流鏑馬の由来については、いただいたパンフレットに以下のように説明されていました。
白河天皇は応徳三年(1085)に譲位、都の南、鴨川と桂川の流れに恵まれた鳥羽の地に城南離宮(鳥羽離宮、鳥羽殿ともいう)を営み院政の私見とされた。広大な池を掘り、築山を設け、南殿、北殿と御殿を相次いで築き、近侍の貴族の宿所が建ち並んだ。その様子は「さながら都遷りのごとし」と称される程冬あり、大いに賑わい、歌会や船遊びが繰や広げられ平安文化が華麗に花開いたの詔ある。その馬場殿で永長元年(1096)四月二十九日、「流鏑馬」が行われた。藤原宗忠の日記『中右記』に、「鳥羽殿武騎の興」という見出しに続いて (白河)上皇、鳥羽殿の馬場殿に於て
流鏑馬(やふさめ)を御覧ず。是左大 将殿(師実の孫で左大将の藤原忠実、 十九歳)相具して参り給ふ所なり。件 の興、大殿(前関白の藤原師実)賀陽 院に於て御覧ぜんと欲するの処、上皇 の仰せにより進らるなり、十人云々。とある。これが「流鏑馬」という言葉の初見であり、五月二日にも「今日また上皇、鳥羽殿に於て、武者所等に仰せて流鏑馬の興あり」と、続けて行われたことが知られる。
同じように馬上から矢を射る「騎射(うまゆみ、きしや)」が、本来、天皇が近衛・兵衛の射芸を御覧
になるべく、五月五日の端午の節に行われた公式の行事であつたのに対し、「流鏑馬」 は武騎の興(遊興)と評され、配下の武者の射芸を楽しんだのである。ただ上皇が主催した流鏑馬は、摂関家に対し、上皇配下の武力を示す機会となり、また射手を務めた武者所や北面の武士の郎党(郎等)にとつては、主君の名誉を負い、日頃鍛えた業を披露して競い合う晴れの舞台となった。
そして流鏑馬は、城南離宮の中心に位置し、鎮守の神として尊崇が高まった城南宮(城南寺明神)の秋の祭礼の行事として定着する。本年は、鳥羽天皇が嘉承二年(1107)に即位されてから丁度900年に当たるが、天承元年(1131)九月二十日の祭礼にあわせて行われた「八武作女」に射手を献じた者は、北面に伺候した信濃守藤原盛重、相模前司源重時、大夫尉盛道 (通)等十四名であり、長承二年(1133)九月二十日の城南寺祭でも鳥羽上皇の御幸を仰ぎ、流鏑馬が行われた(『長秋記』)。

鳥獣戯画絵巻(京都高山寺蔵)
丁巻は、1210年代から40年代にかけて描かれたのではないかと言われているしうです。
ここに筆勢も豊かに流鏑馬が描かれ、鎌倉初期の流鏑馬を伝える唯一の絵とのことです。

鳥獣戯画絵巻 (東京国立博物館蔵)
日本で最初の漫画とも評される『鳥獣戯画』は城南離宮の証金剛院に住んだ鳥羽僧正覚猷の手になるとされる。画中の、法要や田楽、弓射、相撲、蹴鞠等は、城南離宮でも繰り広げられた行事である。その断簡に競馬の図がある。競馬は、二騎が、定められた範囲内でいかに相手の邪魔をして先着するかを競った。絵では、猿が兎の耳を掴まえ妨害しようとしている。
などと紹介されていました(パンフレットそのままのパクリで申し訳ありません)。
さすが、京都との歴史ですね。その時間の大きさや歴史を感じずにはいられません。
また、その流鏑馬を復活させている倭式騎馬會会の皆様には頭の下がる思いです。これからも頑張ってほしいと願わずには入られません。
本当にすばらしいひと時をありがとうございました。
「今日は何の日」
29日(火) 仏滅 九紫 [旧暦四月十三日]
【エベレスト征服記念日】
1953年(昭和28年)のこの日、ニュージーランドの登山家、エドモンド・ヒラリーとネパール人のシェルパ、テンジン・ノルゲイの2人が、世界で初めてエベレスト(チョモランマ)の頂上を極めたことを記念して
設けられた日です。
【こんにゃくの日】
「こん(5)にゃ(2)く(9)」と読む語呂合せから、日本こんにゃく協会とこんにゃく栽培、生産者が1989年(平成元年)に制定した。こんにゃくの作付けが5月に行われるという意味合いもあるとか。
【呉服の日】
「ご(5)ふ(2)く(9)」と読む語呂合せから。全国呉服小売組合総連合会が「もっと和服を着ましょう」と
PRのために制定しています。
【白桜忌】
『みだれ髪』で知られる与謝野晶子の命日。享年64歳。
堺の旧家をとび出して与謝野鉄幹と結婚。貧しい生活の中、11人の子をもうけたとのこと。日露戦争に際する反戦詩『君死にたまふこと勿れ』が有名ですね。
5月29日(火)
昨日(5/28)は黄砂が少なく回りの山々も綺麗に見えました。土日の黄砂はすごかったですね。
気温も少し低めでさわやかなお天気でした。
今日の話題は、昨日に続き、鳥羽天皇御即位九百年記念 城南流鏑馬の2回目です。
その前に、お詫びをひとつさせてください。
昨日に、落馬の話をし、落馬れれたのが、松本玲奈さんとかきましたところ、林様から「落馬は2番射手の管野氏であり、松本玲奈さんではありません。馬場末での停止に少々問題がありました。
勿論、菅野氏、松本さん共々怪我一つ無く、心身共に元気です。」
とコメントをいただきました。ここにお詫びをし訂正をさせていただきます。松本玲奈さんには、大変ご
迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。目の前で大きな声をだされたので、てっきりという不確定な情報の怖さを知りました。
後段で、城南流鏑馬の由来についてパンフレットの受け売りですがご紹介します。
ということで、拙い写真の羅列ですがご覧ください。

城南宮の家紋と的
城南宮の家紋は、神功皇后の旗印(はたじるし)にちなむ三光の紋は、日と月と星を組み合わせた極めて珍しい神紋で、昼夜の隔てなく遍く(あまねく)及ぶ、城南宮の広大なご神徳を表しているそうです。

見事に的に的中
皆様にも良いことがありますように!
ここからは、流鏑馬の印象ということで











城南流鏑馬の由来については、いただいたパンフレットに以下のように説明されていました。
白河天皇は応徳三年(1085)に譲位、都の南、鴨川と桂川の流れに恵まれた鳥羽の地に城南離宮(鳥羽離宮、鳥羽殿ともいう)を営み院政の私見とされた。広大な池を掘り、築山を設け、南殿、北殿と御殿を相次いで築き、近侍の貴族の宿所が建ち並んだ。その様子は「さながら都遷りのごとし」と称される程冬あり、大いに賑わい、歌会や船遊びが繰や広げられ平安文化が華麗に花開いたの詔ある。その馬場殿で永長元年(1096)四月二十九日、「流鏑馬」が行われた。藤原宗忠の日記『中右記』に、「鳥羽殿武騎の興」という見出しに続いて (白河)上皇、鳥羽殿の馬場殿に於て
流鏑馬(やふさめ)を御覧ず。是左大 将殿(師実の孫で左大将の藤原忠実、 十九歳)相具して参り給ふ所なり。件 の興、大殿(前関白の藤原師実)賀陽 院に於て御覧ぜんと欲するの処、上皇 の仰せにより進らるなり、十人云々。とある。これが「流鏑馬」という言葉の初見であり、五月二日にも「今日また上皇、鳥羽殿に於て、武者所等に仰せて流鏑馬の興あり」と、続けて行われたことが知られる。
同じように馬上から矢を射る「騎射(うまゆみ、きしや)」が、本来、天皇が近衛・兵衛の射芸を御覧
になるべく、五月五日の端午の節に行われた公式の行事であつたのに対し、「流鏑馬」 は武騎の興(遊興)と評され、配下の武者の射芸を楽しんだのである。ただ上皇が主催した流鏑馬は、摂関家に対し、上皇配下の武力を示す機会となり、また射手を務めた武者所や北面の武士の郎党(郎等)にとつては、主君の名誉を負い、日頃鍛えた業を披露して競い合う晴れの舞台となった。
そして流鏑馬は、城南離宮の中心に位置し、鎮守の神として尊崇が高まった城南宮(城南寺明神)の秋の祭礼の行事として定着する。本年は、鳥羽天皇が嘉承二年(1107)に即位されてから丁度900年に当たるが、天承元年(1131)九月二十日の祭礼にあわせて行われた「八武作女」に射手を献じた者は、北面に伺候した信濃守藤原盛重、相模前司源重時、大夫尉盛道 (通)等十四名であり、長承二年(1133)九月二十日の城南寺祭でも鳥羽上皇の御幸を仰ぎ、流鏑馬が行われた(『長秋記』)。

鳥獣戯画絵巻(京都高山寺蔵)
丁巻は、1210年代から40年代にかけて描かれたのではないかと言われているしうです。
ここに筆勢も豊かに流鏑馬が描かれ、鎌倉初期の流鏑馬を伝える唯一の絵とのことです。

鳥獣戯画絵巻 (東京国立博物館蔵)
日本で最初の漫画とも評される『鳥獣戯画』は城南離宮の証金剛院に住んだ鳥羽僧正覚猷の手になるとされる。画中の、法要や田楽、弓射、相撲、蹴鞠等は、城南離宮でも繰り広げられた行事である。その断簡に競馬の図がある。競馬は、二騎が、定められた範囲内でいかに相手の邪魔をして先着するかを競った。絵では、猿が兎の耳を掴まえ妨害しようとしている。
などと紹介されていました(パンフレットそのままのパクリで申し訳ありません)。
さすが、京都との歴史ですね。その時間の大きさや歴史を感じずにはいられません。
また、その流鏑馬を復活させている倭式騎馬會会の皆様には頭の下がる思いです。これからも頑張ってほしいと願わずには入られません。
本当にすばらしいひと時をありがとうございました。
「今日は何の日」
29日(火) 仏滅 九紫 [旧暦四月十三日]
【エベレスト征服記念日】
1953年(昭和28年)のこの日、ニュージーランドの登山家、エドモンド・ヒラリーとネパール人のシェルパ、テンジン・ノルゲイの2人が、世界で初めてエベレスト(チョモランマ)の頂上を極めたことを記念して
設けられた日です。
【こんにゃくの日】
「こん(5)にゃ(2)く(9)」と読む語呂合せから、日本こんにゃく協会とこんにゃく栽培、生産者が1989年(平成元年)に制定した。こんにゃくの作付けが5月に行われるという意味合いもあるとか。
【呉服の日】
「ご(5)ふ(2)く(9)」と読む語呂合せから。全国呉服小売組合総連合会が「もっと和服を着ましょう」と
PRのために制定しています。
【白桜忌】
『みだれ髪』で知られる与謝野晶子の命日。享年64歳。
堺の旧家をとび出して与謝野鉄幹と結婚。貧しい生活の中、11人の子をもうけたとのこと。日露戦争に際する反戦詩『君死にたまふこと勿れ』が有名ですね。
この記事へのコメント
おはようございます〜!
矢の的中もお見事ですが、それを写真に収めるすーさんもお見事!
ナイスショットですね〜!良い事ありそな感じですよ〜ヽ(^^)
矢の的中もお見事ですが、それを写真に収めるすーさんもお見事!
ナイスショットですね〜!良い事ありそな感じですよ〜ヽ(^^)
Posted by マツザキ@湖岸のほとり at 2007年05月29日 04:35
★マツザキ@湖岸のほとり さん、おはようございます。
いや、おやすみなさいですかね。
偶然です(^。^;;
いや、おやすみなさいですかね。
偶然です(^。^;;
Posted by すー at 2007年05月29日 05:03
おはようございます。
みなさん、いいお顔をされていますね。
流鏑馬ってやってみたいな・・・きっと得意なような気がします。
みなさん、いいお顔をされていますね。
流鏑馬ってやってみたいな・・・きっと得意なような気がします。
Posted by 京男 at 2007年05月29日 05:08
★京男さん、おはようございます。
そう、こだわりや信念のある方の顔つきは違いますね。
挑戦してみたらどうですか?。私はオープンカーで十分です。手放し運転できませんが^^;
そう、こだわりや信念のある方の顔つきは違いますね。
挑戦してみたらどうですか?。私はオープンカーで十分です。手放し運転できませんが^^;
Posted by すー at 2007年05月29日 07:47
すーさん・・
やっぱりいいね~!迫力があってアップになると衣装や飾りまで
日本のカタチが見えて・・・
本当によく復興されましたよねーー!また京都に伝統の灯火が
点りました それも嬉しいし!「お疲れさん」の言葉と 拍手 拍手
拍手 拍手 拍手ですよ・・!
やっぱりいいね~!迫力があってアップになると衣装や飾りまで
日本のカタチが見えて・・・
本当によく復興されましたよねーー!また京都に伝統の灯火が
点りました それも嬉しいし!「お疲れさん」の言葉と 拍手 拍手
拍手 拍手 拍手ですよ・・!
Posted by 風 at 2007年05月29日 08:15
おはようございます!
勇ましい、、とっても 貴重な画像を拝見でき嬉しいです。
一度、その場で 見てみたいなぁ・・という感じ☆
歴史が感じられ、勉強にもなりますね~
いつも、ありがとうございます。
勇ましい、、とっても 貴重な画像を拝見でき嬉しいです。
一度、その場で 見てみたいなぁ・・という感じ☆
歴史が感じられ、勉強にもなりますね~
いつも、ありがとうございます。
Posted by kaho at 2007年05月29日 09:24
すーさん、おはようございます。
流鏑馬、TVで見たことがあります。生で見ると迫力があるんでしょうね☆
しかも矢の的中ショット、これはなかなか撮れるものではないと思います!
この写真を見ることができた方に、いいことがありそうな予感^^♪
流鏑馬、TVで見たことがあります。生で見ると迫力があるんでしょうね☆
しかも矢の的中ショット、これはなかなか撮れるものではないと思います!
この写真を見ることができた方に、いいことがありそうな予感^^♪
Posted by 花子 at 2007年05月29日 10:12
★風さん、こんにちは
そう、800年ぶりの再興ですから、その努力は大変なものがあったと思います。頭が下がります。また、そんな方々ですから、お顔もすばらしいです。
そう、800年ぶりの再興ですから、その努力は大変なものがあったと思います。頭が下がります。また、そんな方々ですから、お顔もすばらしいです。
Posted by すー at 2007年05月29日 12:59
★kaho さん、こんにちは
すごい迫力です。是非、本物を、私の拙い写真では表現できません。
すごい迫力です。是非、本物を、私の拙い写真では表現できません。
Posted by すー at 2007年05月29日 13:02
★花子 さん、こんいちは
いいことがありますように!
花子さんにはいいことが待っていましたね。
いいことがありますように!
花子さんにはいいことが待っていましたね。
Posted by すー at 2007年05月29日 13:03
こんばんは お久しぶりです。
凄いですね~・・・ とても素晴らしいです。
日本美を見せていただきました。
凄いですね~・・・ とても素晴らしいです。
日本美を見せていただきました。
Posted by reirinn at 2007年05月29日 18:57
★reirinn さん、こんばんは
この人たちの努力とそれを支える人たちの努力は凄いと思います。
しんな人たちの顔はすばらしいです。
毎日訪問させていただいていますが、コメントはあまり書かないで申し訳ありません。
この人たちの努力とそれを支える人たちの努力は凄いと思います。
しんな人たちの顔はすばらしいです。
毎日訪問させていただいていますが、コメントはあまり書かないで申し訳ありません。
Posted by すー at 2007年05月29日 20:13
間近でこんな素晴らしい伝統行事が見られるなんていいですね!
お馬さんはとっても臆病な動物らしいですので、びっくりしたんでしょうね。
競馬場のパドックでも、大きな声を出したりフラッシュ撮影は禁止されています。
それにしてもお馬さん、綺麗ですね~(*^。^*)
前の記事のパタパタアニメ、分かりやすかったです!
お馬さんはとっても臆病な動物らしいですので、びっくりしたんでしょうね。
競馬場のパドックでも、大きな声を出したりフラッシュ撮影は禁止されています。
それにしてもお馬さん、綺麗ですね~(*^。^*)
前の記事のパタパタアニメ、分かりやすかったです!
Posted by ぽんこ at 2007年05月30日 13:17
★ぽんこ さん、おはようございます。
こんな行事がこれからも守られていくことを願っています。
馬の目本当にかわいいですね。
パタパタアニメ、画質が悪くて、そこが問題でしたね
こんな行事がこれからも守られていくことを願っています。
馬の目本当にかわいいですね。
パタパタアニメ、画質が悪くて、そこが問題でしたね
Posted by すー at 2007年06月01日 04:18