特別の仕組みを持つ植物「ヤツデ」?

2019年12月04日

Posted by すー at 04:22 │Comments( 3 ) 花(冬)
昨日(12/3)の朝は、冷え込みました。その後もお日様も時々顔を出すのですが、空気が冷たい、風が冷たい。京都市内でも北の方面の朝の仕事場がある北山近辺では時々時雨れていました。寒気団が襲来して北海道あたりでは防雪警報も出ていたようですね。それに比べたら寒さも、風も比べものになりませんが! しかし、何せペラペラのの木造の家は寒いです。暖房設備も貧弱ですしね。

さて、タイトルの「特別の仕組みを持つ植物「ヤツデ」?」とは
ヤツデ(八つ手)は ウコギ科で、代表的な陰樹です。そう、午前中2時間程度しか日が当たらない日陰でも生育する陰樹です。
そのヤツデは同じ花の受紛を避けるため、特別の仕組みを持っている植物として有名とのことです。花は両性化(一つの花に雄シベと雌シベがある)ですが、普通の両性化(雄シベと雌シベが同時に熟し受粉)とはちがいます。ヤツデの花は開いたとき、花弁と雄シベが成熟して花粉がでますが、このとき雌シベは未熟のため昆虫がきて花粉を集めても受紛しません(雄性期というそうです)。中性期(無性期)の数日を経て、花弁と雄シベが落ちたのち、雌シベが成熟し(雌性期)他の花の花粉を付着した昆虫から花粉を受け取り受粉するのです。実に巧妙に雄シベと雌シベの成熟時期をずらして近親結婚を避けているとのことです。一見雄花と雌花が別々についているように見えますが、実は両性花なのです。植物の不思議さを感じますね。
すごいと思いませんか!。 神が造ったとしか考えられない仕組みですよね。その生き残るための能力は!


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◇甘い香りがするのでしょうね、たくさんの虫たちがやってきていました。
 そんな大切な役目を担っている昆虫たちということですね。
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すみません、受け売りの話題でした(-_-メ)


◎お知らせ(親ばかな!):←少し内容を更新いたしました!
「町田市立国際版画美術館 版画の彩展 2019 第44回 全国大学版画展」が開催されます。
そのお知らせポスター及びはがきに昨年受賞した娘の作品が使われています。

ポスター.jpg


東京での開催ですが下記の日程で開催されます。
期間:2019年12月7日(土)~12月22日(日)
時間:[平日]10:00~17:00(入場は16:30まで)
   [土・日]10:00~17:30(入場は17:00まで)
会場:町田市立国際版画美術館
〒194-0013 東京都町田市原町田4-28-1


今年も作品を出したそうです。受賞するといいなと思う親ばかでした。(^_^)ニコニコ


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すーさんの「撮植(さつしょく)日記」
↑気ままに撮影した植物を掲載しています。よかったら見てやってください。
 ご意見をいただければ最高です。
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★「今日は何の日」★

4日(水) 赤口 [旧暦十一月八日]

【聖バルバラの日】
ローマ時代に聖バルバラが若くして殉教、キリスト教で未婚の女性の守護聖者とされている。この日桜桃、杏、林檎の枝を瓶に挿し、「第一にその人が私を愛してくれ、第二にその人がまだ若く、第三にその人が物持ちであること」と願い事を囁いて、紙に書いて枝に結び、クリスマスに花が開くと願いがかなうという。



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この記事へのコメント
おはようございます。
植物の仕組みは凄いですね。
そうやるしか生き残れない。
動き回らないからそうなるのでしょう。
Posted by 京男 at 2019年12月04日 06:47
おはようございます。
神秘の世界を通り越してますねぇ。 
雄蕊自体が退化しないのは他の花の為? 微妙に時期がずれて咲くのでしょうね。
早咲きの者は他の花の雄蕊が成長する前に終わってしまうと、いつまで経っても受精出来ないかな?
Posted by くじびき はずれ at 2019年12月04日 07:45
★京男さん、こんにちは
生き残るその力、能力はすごいですよね。
本当に不思議です。

★くじびき はずれさん、こんにちは
>神秘の世界を通り越してますねぇ。
ですよね、だから神の仕業かと思いますよね。
何事もタイミングというのは大切なことですね。
Posted by すーすー at 2019年12月04日 13:28
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